特異行方不明者の捜索活動について

▲ 特異行方不明者とは

特異行方不明者とは、事件性や緊急性が高いと判断される行方不明者のことをいいます。

具体的に特異行方不明者として扱われるのは、次のいずれかの事情に該当するときです。


  1. 殺人、誘拐などの犯罪に巻き込まれている可能性がる者
  2. 売春など少年福祉に害する犯罪にあうおそれがある者
  3. 災害や事故に遭遇して生命にかかわるおそれがある者
  4. 遺書があり、自殺のおそれがある者
  5. 精神障害があり、自傷・他傷のおそれがある者
  6. 病人、高齢者、年少者など1人で生活するのが難しい者

・ 一般家出人と特異家出人の違いは?

一般行方不明者と特異行方不明者の違いは、
その失踪に事件性や緊急性があるかどうか、です。

特異行方不明者は、先に紹介したように、生命をおびやかされていたり、犯罪に巻き込まれている可能性があるなど、喫緊で行方を探し出す必要があると判断される人たちです。

一方で、一般行方不明者は、失踪したときの状況から急を要さないと判断された人たちを言います。

一般行方不明者の場合は、なんらかの痕跡が残っていたり、前兆があったというケースも少なくなくありません。

痕跡や前兆がなくても、「20歳以上の独立した大人」「事件性の根拠がない」といったケースでは、自らの意志で家出・失踪したと考えられてしまう傾向にあります。
(逆に単なる家出とわかっていても、未成年の場合は特異行方不明者として扱われることが多いです)

このような場合、同じ行方不明であっても特異行方不明者の捜索が優先されることになります。 これが「警察に捜索願を出しても、探してくれない」と言われる所以でもあります。


特異行方不明者の捜索について

では、事件性・緊急性がある特異行方不明者を捜索するとき、どのような捜索方法が考えられるのでしょうか?

パターン別に捜索方法をご紹介していきます。

高齢の方の特異家出人の捜索について

高齢の方が特異家出人となるケースで多いのが、何かしらの病気を患っているパターンです。

特に認知症の方は、徘徊して自ら家に戻ることができなくなり、そのまま失踪してしまうということが少なくありません。

この場合、対象者を近隣周辺で発見できることもありますが、ひとりで遠方へ行ってしまったり事故に遭うことも稀にあるため、まずは最寄りの交番や警察署に捜索願を届けることも考えなくてはなりません。

場合によっては町内会や消防団など、居住している地域のネットワークを利用して捜索するケースもあります。

自らの意志ではない特異行方不明者の捜索について

たとえば児童が行方不明になった場合、連れ去りなどの事件や事故に巻き込まれてしまっている可能性があります。
このような場合は、すみやかにもよりの交番や警察署へ通報してください。

災害や事故などもそうです。

登山に出掛けたまま帰らない、災害で甚大な被害を受けた地域にいたはずだが連絡が取れないといった場合も、すみやかに最寄りの交番や警察署に相談しましょう。対象地域のしかるべき機関にコンタクトを取ってくれるはずです。


特異行方不明者は迅速な捜索が大切

特異行方不明者の捜索では、何よりも迅速な行動が重要になってきます。

行方がわからなくなった周辺での聞き込みでも、時間が経てば目撃情報を集めるのも難しくなります。

捜索にはとにかく多くの情報を集めることで、対象者の足跡を辿ることになり、捜索に当たる人員も少数ではなく複数の人間で捜索活動を行うことで、対象者の発見に繋がります。

上部へ